神武東征神話は、『日本最古の英雄譚』で、神話における共通構造の「旅立」→「試練」→「成就」に通じる枠組みをもち、神武天皇による日本建国の経緯が壮大なスケールで描かれています。和歌山が舞台となっているのは、「試練」の物語。東大阪の「孔舎衛坂(くさえさか)敗戦」を受けて神武の長兄・五瀬命(いつせのみこと)が負傷し、紀伊半島を南下の後、一周しようとするところから始まります。五瀬命が受けた傷が深刻で、痛みと無念のため雄叫びをあげた地と伝えられているのが水門吹上神社。境内には顕彰碑が立てられています。その五瀬命の御霊を祀るのが和歌山市の竈山(かまやま)神社で、神話ファンなら外せない重要スポットです。その後、神武一行は、潮岬を周って紀伊半島の東側へ向かい、最初に立ち寄った地が新宮市の阿須賀神社。そして熊野神邑(みわのむら)に立ち寄った後、天磐盾(あまのいわだて)に登り、熊野灘を望んだ場所と伝えられるのが神倉神社です。はるか眼前に広がる熊野灘にただならぬ気配を感じ、そこで軍をひいたといわれています。ちなみに神武東征神話に直接触れられてはいませんが、熊野那智大社が東征神話に絡む創建経緯をもっています。
モデルコース
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起点. 阪和道和歌山IC
車で15分
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1. 水門吹上神社30分地図
みなとふきあげじんじゃ
紀州「十日戎祭」発祥の地として有名で、福の神を二神(戎様と大国様)でお祀りする、全国でも珍しい形式の神社です。境内にそびえ立つ「神武天皇聖蹟男水門顕彰碑(じんむてんのうせいせきおのみなとけんしょうひ)」には、神武東征の際に、男水門で五瀬命が無念の雄叫びを上げ亡くなられた様子と、男水門の名称の由来が刻まれています。
- 社寺関係
- 住所
- 和歌山市小野町2-1
- 電話番号
- 073-422-7007
- 営業時間
- 境内自由
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- なし
車で5分
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2. 精進cafeふぉい60分地図
しゅじんかふぇふぉい
肉・魚・五葷(香りの強い野菜)を使わない精進料理を提供。酵素玄米or雑穀米が選べる本日のランチ1080円〜は、マイタケや青のりでカキの旨みを再現した精進カキフライなどのメイン(日替わり)や薬膳スープなどがセットに。
- 飲食関係
- 住所
- 和歌山市新通3-3-1
- 電話番号
- 073-426-5203
- 営業時間
- 11:00~18:30(LO18:00)
- 定休日
- 火曜
- 駐車場台数
- P10台
車で15分
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3. 竈山神社30分地図
かまやまじんじゃ
日前宮(日前神宮・國懸神宮)、伊太祁曽(いたきそ)神社とともに「西国三社参り」のひとつである古社で、緑の森に囲まれた社の奥に鎮座する本殿には、初代神武天皇の兄、五瀬命が祀られています。五瀬命は、神武天皇東征時、戦傷のためこの地に没したといわれ、墓を造営しその上に本社を建てて祀ったことに始まります。
- 社寺関係
- 住所
- 和歌山市和田438
- 電話番号
- 073-471-1457
- 営業時間
- 窓口受付9:00~17:00(祈祷受付は~15:30)
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- P20台
車で20分
-
4. 宇賀部神社30分地図
うがべじんじゃ
現在の海南市と和歌山市付近にあった名草邑(なぐさむら)という地域を治めていた名草戸畔(とべ)という豪族が、東征軍と死闘を繰り広げ、あえない最期を遂げたと伝えられています。その名草戸畔の首級を祀るともいわれ、古来より頭の守護神として、「おこべさん」の愛称で広く親しまれています。
- 社寺関係
- 住所
- 海南市小野田917
- 電話番号
- 073-487-3285
- 営業時間
- 境内自由
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- P10台
車で10分
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5. 杉尾神社30分地図
すぎおじんじゃ
神武天皇軍に倒された名草戸畔の胴を祀っていると伝えられる神社。神額の隣には大きなしゃもじがあり、絵馬とともに「しゃもじ」が奉納されるなど、「おはらさん(お腹の神様)」として信仰を集めています。
- 社寺関係
- 住所
- 海南市阪井1858
- 電話番号
- 073-488-5248
- 営業時間
- 境内自由
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- P10台
車で10分
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6. 千種神社30分地図
ちぐさじんじゃ
名草戸畔の足を祀っていると伝えられる神社。神前に履物を供え、足腰の無病を祈る風習があり、足神様としてあがめられています。また千種神社は、昔「百草(ももくさ)神社」といわれ、百草が生い茂り、森林であった頃の面影を残す巨大な楠の木が境内そびえます。市の天然記念物に指定されている、地域のシンボルです。
- 社寺関係
- 住所
- 海南市重根1125
- 電話番号
- 073-487-1954
- 営業時間
- 境内自由
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- P10台
車で1時間20分
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7. 太刀ヶ谷神社20分地図
たちがたにじんじゃ
天下平定の旅にて、カムヤマトイワレビコ(のちの神武天皇)が海路を南下し熊野へ向かう途中、この地に上陸し戦勝を祈願したと伝わっています。それが現在、当社がある場所であるとされています。
- 社寺関係
- 住所
- 白浜町2211
- 営業時間
- 境内自由
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- なし
秘話
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秘話 1神聖な空気が漂う本殿裏の竈山墓地図
竈山(かまやま)神社の本殿裏には、神武天皇の兄である五瀬命の古墳があります。形式は円墳で、記紀に五瀬命が紀伊国竈山に葬られたことは記載されていますが、長らく竈山墓の所在は不明となっていて、こちらの古墳が竈山墓に治定されたのは明治9年(1876)のこと。現在は宮内庁が管理しています。
- 住所
- 和歌山市和田438
- 電話番号
- 073-471-1457
- 営業時間
- 6:00~18:00(社務所は9:00~17:00)
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- あり
インスタ
映え
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インスタ映え 1中にはお地蔵さんが!? 樹齢700年の木地図
千種神社境内の樹齢700年(300年との説も)を超える29mの楠。なかに地蔵を巻き込んでいるといわれ、昔はその一部を見ることができたそう。今はそのお姿は見えないが、長い時を経た木のパワーを感じることができます。
- 住所
- 海南市重根1125
- 電話番号
- 073-487-1954
- 営業時間
- 境内自由
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- あり
立ち寄り
スポット
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立ち寄りスポット 1和歌浦天満宮地図
わかのうらてんまんぐう
北野天満宮、太宰府天満宮と並び日本の三菅廟のひとつに数えられる神社。内外とも朱を基調に彩られた本殿は国重要文化財に指定されています。また、和歌の浦を一望できる絶好のビュースポットとしても人気です。
- 社寺関係
- 住所
- 和歌山市和歌浦西2-1-24
- 電話番号
- 073-444-4769
- 営業時間
- 7:00~17:00
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- あり
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立ち寄りスポット 2玉津島神社地図
たまつしまじんじゃ
衣通姫尊(そとおりひめのみこと)など和歌の神様を祀り、山部赤人が「神代より然ぞ貴き玉津島山」と詠んだことでも有名。大阪の住吉大社、明石の柿本神社と並ぶ「和歌三神」の社です。
- 社寺関係
- 住所
- 和歌山市和歌浦中3-4-26
- 電話番号
- 073-444-0472
- 営業時間
- 境内自由(社務所受付は9:00~17:00)
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- あり
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立ち寄りスポット 3鹽竈神社地図
しおがまじんじゃ
国指定名勝に指定されている和歌の浦に鎮座する神社。安産、子授けの神様として、「しおがまさん」の愛称で親しまれています。もとは玉津島神社の祓所であり、正面鳥居の右隣には歌人の山部赤人が詠んだ歌碑が建てられています。
- 社寺関係
- 住所
- 和歌山市和歌浦中3-4-26
- 電話番号
- 073-444-0472 (玉津島神社)
- 営業時間
- 境内自由
- 定休日
- 境内自由
- 料金
- 境内自由
- 駐車場台数
- あり