092梅と備長炭の意外な関係。美しい景観は共生と循環の証し

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 全国の梅生産量のうち、和歌山県は約6割を占めます。なかでも日本一の梅の生産量を誇るのが、みなべ町・田辺市地域です。紀伊半島の南西部に位置するため、黒潮の影響で気候は一年中温暖。土壌は水はけがよく、梅栽培には最適な環境です。地域内の大半をしめる山の斜面でも栽培できるという利点もあり、江戸時代から梅の収穫が行われていました。みなべ町と田辺市の合計人口は約8万人。小さな地域にも関わらず400年以上にわたり高品質な梅が栽培され、生産量日本一を誇るまでになった背景には、伝統的な農業システムがあったのです。それが、2015年に世界農業遺産に認定された「みなべ・田辺の梅システム」。この地域の山は、斜面が轢質で崩れやすいのですが、山の上部に紀州備長炭の原料となるウバメガシを中心とした薪炭林を残すことによって、土壌の崩落を防ぎつつ、梅の生育に不可欠な養分を蓄えることができます。さらに、薪炭林には二ホンミツバチが住むため、自家受粉できない梅の受粉を助けます。人々の暮らしを支え、多様な生物を育む「みなべ・田辺の梅システム」。梅の花が咲き匂う美しい景観は、共生と循環の証しなのです。

images「紀州備長炭発見館」には、備長炭を中心に世界各地の炭が展示されています。ひとめぐりすれば炭の製法や歴史、文化などについて詳しくなれる炭のミュージアムです

images昭和30年代頃の炭焼きの暮らしを、実物大で再現。ひと山ずつ原木を焼き尽くしてから移動していました

images備長炭の風鈴は、透き通った音色が特徴です

images「うめ振興館」の入口ではウグイスがお出迎え

モデルコース

  • 起点. 阪和道みなべIC

    車で5分

  • 1. 南部梅林30分地図

    みなべばいりん

    南部川沿いのなだらかな坂道を登っていくと、見渡す限りの山の斜面を覆い尽くす梅林が現れます。花盛りの見事さは、「一目百万、香り十里」と称されるほど。開園期間限定で販売される名物かたやまのいももち(1個120円)もぜひ。

    • 絶景
    住所
    日高郡みなべ町晩稲1309
    電話番号
    0739-74-3464(期間中) 0739-74-3276(役場うめ課)
    営業時間
    1月末~3月初旬(開花状況によって異なる)の8:00~17:00
    定休日
    公開期間中無休
    料金
    入場料=300円
    駐車場台数
    P500台

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    車で10分

  • 2. Café de Manma50分地図

    かふぇどまんま

    梅干しメーカーがプロデュースするカフェレストラン。梅を取り入れたイタリアンがいただけます。2・8月限定の梅干しビュッフェ(200円で食べ放題!)も人気。太平洋を望み、目の前には鹿島が控えるロケーションも魅力です。

    • 飲食関係
    住所
    日高郡みなべ町埴田1590-40
    電話番号
    0739-72-2361
    営業時間
    10:00~17:00(土・日曜、祝日は9:00~18:00、LOは閉店の30分前)
    定休日
    水曜休(不定休あり)
    駐車場台数
    P17台

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    車で10分

  • 3. 道の駅みなべうめ振興館40分地図

    みちのえきみなべうめしんこうかん

    日本最大の梅生産地であるみなべ町らしい資料館。歴史や文化、科学、環境など、さまざまな角度から梅を紹介します。フロアをひと巡りすれば、身近な梅の奥深さと面白さを実感できるはず。開花時期以外でも、ここにくれば「南部梅林」をリアルに再現したパノラマが目を楽しませてくれます。

    • 美術館・博物館等
    住所
    日高郡みなべ町谷口538-1
    電話番号
    0739-74-3444
    営業時間
    9:00~17:00(展示室への入場は~16:30)
    定休日
    火曜休(祝日の場合は翌日休)、正月3が日・2月は無休
    料金
    入館料=無料
    駐車場台数
    P51台

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    車で15分

  • 4. みなべ町紀州備長炭振興館30分地図

    みなべちょうきしゅうびんちょうたんしんこうかん

    みなべ町は、県内有数の備長炭生産地。その窯の火を絶やさないことを目的に設立された紀州備長炭振興館には、伝統的な炭作りの情報が集約されています。備長炭を使った風鈴やブレスレット作り体験も(要予約)。

    • 美術館・博物館等
    住所
    日高郡みなべ町清川1267
    電話番号
     0739-76-2258
    営業時間
    8:30~17:00
    定休日
    土曜休(6月の日曜、お盆・年始の閉館はお問い合わせを)
    料金
    入館料=無料
    駐車場台数
    P50台

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    車で25分

  • 5. 紀州石神田辺梅林30分地図

    きしゅういしがみたなべばいりん

    田辺市を代表する梅林。標高300mに位置しているため、すり鉢状の山の斜面が梅の花で真っ白になる様子を眼下に一望できます。遠景には濃いブルーの太平洋が横たわり、その壮大なスケールの風景には誰もが目を奪われるはず。小春日和の一日は、甘い梅の香りに酔いしれてみてはいかがでしょう。

    • 絶景
    住所
    田辺市上芳養5057-2
    電話番号
    0739-26-9929(田辺市観光振興課)
    営業時間
    2月初旬~3月初旬(開花状況によって異なる)の9:00~17:00
    定休日
    公開期間中無休
    料金
    入園料=無料
    駐車場台数
    P80台

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    車で20分

  • 6. 道の駅 紀州備長炭記念公園40分地図

    みちのえき きしゅうびんちょうたんきねんこうえん

    敷地内の「紀州備長炭発見館」では、炭の原木や炭焼きの道具、歴史や製造工程を知るための資料などがわかりやすく展示されています。BGMの透き通った音色は、硬度の高い最高品質の備長炭で作られた「備長炭琴」の演奏なのだそう。発見館のすぐ隣には後継者を育成するための炭窯が5つあり、職人の作業を見られることもあります。

    • 美術館・博物館等
    住所
    田辺市秋津川1491-1
    電話番号
    0739-36-0226
    営業時間
    9:00~17:00(12~3月は~16:00)
    定休日
    水曜休(祝日の場合は翌日休)
    料金
    発見館入館料=210円
    駐車場台数
    P20台

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    車で20分

  • 7. 紀州梅の里なかた30分地図

    きしゅううめのさとなかた

    明治30年(1897)創業の老舗梅干しメーカー。直営店は梅干しや梅酒の試食・試飲が充実しており、商品のバラエティも豊富なので、お土産探しにぴったり。隣接する工場では、梅干し作りの工程を見学できます(要予約)。

    • お土産処
    住所
    田辺市下三栖1475
    電話番号
    0739-22-2858
    営業時間
    9:00~17:00
    定休日
    無休
    駐車場台数
    あり

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    車で10分

  • 終点. 阪和道南紀田辺IC

秘話

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    秘話 1南高梅のルーツはみなべ町にあり

    明治35年(1902)の上南部村(現在のみなべ町南東部)で、桑畑を梅畑に植え替えた高田貞楠が、美しく紅色がかった大粒の実をつける一木を発見。その木は増殖され、多種ある中から最も優れた高田梅が、梅樹の研究者であった南部高等学校教諭・竹中勝太郎によって「南高梅」と名付けられました。

インスタ
映え

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    インスタ映え 1南部梅林で撮る早春のポートレート地図

    満開の「南部梅林」は、絶好のインスタ映えスポット。白く優しい色合の梅林をバックに、ひと足早い春のポートレートを撮ってみてはいかがでしょう。かれんな花をアップで撮影するのもおすすめです。

    住所
    日高郡みなべ町晩稲1309
    電話番号
    0739-74-3464
    営業時間
    1月末~3月初旬(開花状況によって異なる)の8:00~17:00
    定休日
    公開期間中無休
    料金
    入場料=300円
    駐車場台数
    P500台

立ち寄り
スポット

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    立ち寄りスポット 1海鮮房 井乃芳地図

    かいせんぼう いのよし

    みなべ沖の地魚をはじめ、和歌山の海の幸を楽しめる海鮮料理専門店です。生け簀から掬ったばかりの魚介を即調理してくれるので鮮度が抜群。海鮮丼1350円(税抜)が一番人気のメニューです。

    • 飲食関係
    住所
    日高郡みなべ町埴田1421-21
    電話番号
    0739-72-5151
    営業時間
    11:00~14:30、17:00~21:00
    定休日
    水曜休
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 2国民宿舎 紀州路みなべ地図

    こくみんしゅくしゃ きしゅうじみなべ

    240度オーシャンビューの「海を楽しむ宿」。温泉とランチを楽しむ日帰り客も多く、ランチは地元でとれた旬の食材を使用した地魚ランチ1296円が人気です。周辺にはレジャー施設も多く、夏はマリンスポーツも楽しめます。

    • 休憩
    住所
    日高日高郡みなべ町埴田1540
    電話番号
    0739-72-3939
    営業時間
    7:00~22:00、ランチ11:30~14:00(LO13:30)、日帰り温泉11:00~20:00※土曜日、休前日11:00~17:00、12月31日~1月3日、5月3~5日、8月13~15日は11:00~14:00
    定休日
    水曜休
    料金
    日帰り温泉入浴料=600円
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 3ぷらむ工房(岩本食品)地図

    ぷらむこうぼう(いわもとしょくひん)

    紀州南部梅林の麓にある紀州南高梅専門店「ぷらむ工房」の本店。工場と直売店では自家製の梅干や梅加工品やギフトが揃います。紀州梅の新たな味覚を追求した新製品が注目を集めています。プレミアムダイヤモンド梅1粒324円~。

    • お土産処
    住所
    日高郡みなべ町晩稲1187
    電話番号
    0739-74-2406
    営業時間
    8:30~17:15
    定休日
    不定休
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 4紀州梅干館地図

    きしゅううめぼしかん

    工場見学や体験を通して梅干しの魅力を伝える施設。直売店では、スイートはちみつなど約10種の梅干しが並ぶほか、日本酒で作った梅酒など梅商品が並びます。お土産には売店限定のちょいワル梅干(1000円)がオススメです。

    • お土産処
    住所
    日高郡みなべ町山内1339
    電話番号
    0739-72-2151
    営業時間
    8:30~17:00
    定休日
    なし
    料金
    入場料=無料 ※体験は有料(体験により異なる)
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 5みなべ観光ガイド地図

    みなべかんこうがいど

    歴史、自然、梅など、地元ならではの「あったかトーク」でおもてなしする「みなべ観光ガイド」。1人から団体まで、気軽に参加できます。

    • 体験
    住所
    日高郡みなべ町芝742(みなべ観光ガイドの会)
    電話番号
    0739-74-8787(みなべ観光協会)
    営業時間
    9:00~17:00(受付)
    定休日
    不定休
    料金
    参加料=原則として少人数無料(5名まで)

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