030酒をテーマに旅する、「川上酒」のふるさと

  • 伊都

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地域
時代

 和歌山城から見て紀の川上流にあたることから、「紀州藩の川上」と呼ばれていた江戸時代の伊都地域。江戸中期には地元産の良質な酒米と和泉葛城山系の伏流水による酒造りが盛んになり、「川上酒(かわかみざけ)」として人気になりました。和歌山城下はもちろん大坂や京都、江戸にまでその名は知れ渡り、紀の川の水運を利用して全国津々浦々へと出荷されていました。和歌山城下では、「川上酒」の登場で売れ行きが減った酒蔵が販売中止を求めたほどの人気ぶりだったとか。天保12年(1841)には、粉河から橋本までの大和街道沿いに33軒もの蔵があり、現在のかつらぎ町域には約半数の16蔵が軒を連ねていたといいます。造酒株高は16310石(約2936kl)にも上り、紀北川上は紀州随一の酒処だったのです。丹生都比売(にうつひめ)神社に鎮座する丹生都比売大神は酒造りに欠かせない米をはじめとした農耕の神であり、大神が最初に降臨したと伝わる丹生酒殿神社は紀の川の水で酒を醸して神前に献上したことからその名が付いたといわれます。もちろん、「川上酒」の蔵元として唯一残る初桜酒造でのお土産選びも外せないでしょう。

images川上酒の蔵元として150余年の歴史を重ねる初桜酒造。蔵に併設する直売所の壁やテーブルは、実際に酒造りで使っていた古い木桶を再利用しています

images紀の川の水で酒を醸し神供とした伝承が残ることから、川上酒のルーツともいわれる丹生酒殿神社

images国の重要文化財、丹生都比売神社楼門

images小さな鐘楼が建つ、遍照寺の境内入口

モデルコース

  • 起点. 京奈和道高野口IC

    車で5分

  • 1. 初桜酒造60分地図

    はつさくらしゅぞう

    慶応2年(1866)の創業から150余年にわたって続く老舗酒造。紀北地域の地酒「川上酒」の蔵元としては、かつらぎ町にただ1軒の貴重な存在。旧大和街道沿いの主屋は国の登録有形文化財で、明治2年(1869)に建てられた蔵は見学OK。看板銘柄の高野山般若湯ほか、果物のリキュールなど品ぞろえは多岐にわたります。

    • 体験
    住所
    伊都郡かつらぎ町中飯降85
    電話番号
    0736-22-0005
    営業時間
    10:00~17:00(蔵見学は4~12月※要予約)
    定休日
    無休
    料金
    見学無料
    駐車場台数
    P5台

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    車で5分

  • 2. こめ油直売所10分地図

    こめあぶらちょくばいしょ

    近年注目を集めている健康油「こめ油」の製造元、築野食品工業の本社工場に併設された直売所。定番から趣向を凝らした新商品のメーカー直売ドレッシング、お菓子などこめ油関連商品も多数!人気の山椒香味油はお土産に最適。

    • お土産処
    住所
    伊都郡かつらぎ町新田94
    電話番号
    0120-818-094(築野食品工業株式会社)
    営業時間
    9:00~17:00(土曜は~12:00)
    定休日
    日曜・祝日休
    駐車場台数
    P30台

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    車で5分

  • 3. 平和祈念像20分地図

    へいわきねんぞう

    かつらぎ公園に建つ巨大な地蔵菩薩像は、台座を含め高さ約22m。戦争犠牲者の慰霊と世界平和を祈念するシンボルとして、1984年に建立されました。台座には、世界45カ国から集められた小石が埋め込まれています。

    • その他
    住所
    伊都郡かつらぎ町大字丁ノ町2530-1
    電話番号
    0736-22-0300(かつらぎ町観光協会)
    営業時間
    見学自由
    定休日
    見学自由
    料金
    見学自由
    駐車場台数
    あり

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    車で5分

  • 4. 丹生酒殿神社20分地図

    にうさかどのじんじゃ

    かつらぎ町三谷の地に鎮座する古社で、丹生都比売大神降臨伝説の地。神社裏手の榊山に丹生都比売大神が高野御子大神とともに降臨し、大和や紀伊を巡幸しながら人びとに農耕や機織り、糸紬ぎを教えたと伝えられています。その際、紀の川の水で酒を醸し神前に初めて供えたことから、丹生酒殿神社と称されるようになりました。

    • 社寺関係
    住所
    伊都郡かつらぎ町三谷631
    電話番号
    0736-22-0300(かつらぎ町産業観光課)
    営業時間
    境内自由
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    あり

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    車で15分

  • 5. パン&café 思季うらら60分地図

    しきうらら

    国産小麦と天然酵母を使い、長時間低温発酵させて作るパンが自慢のベーカリー&カフェ。店はメニューも建物もすべてご主人の手づくりで、温かい雰囲気があふれています。ピザ1200円~などの食事メニューも人気。

    • 飲食関係
    住所
    伊都郡かつらぎ町大字下天野394-12
    電話番号
    0736-26-0237
    営業時間
    11:00~17:00
    定休日
    日曜・祝日のみ営業、冬季不定休
    駐車場台数
    あり

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    車で5分

  • 6. 丹生都比売神社30分地図

    にうつひめじんじゃ

    1700年以上前の創建と伝わる古社で、紀伊国一之宮。天照大御神の御妹神・丹生都比売大神と、その御子・高野御子大神、食物を司る大食都比売(おおげつひめ)大神、財運と芸能の女神である市杵島比売(いちきしまひめ)大神を祀ります。丹生酒殿神社へ降臨した丹生都比売大神は、巡幸した後に天野の地へ鎮まったといわれます。

    • 社寺関係
    住所
    伊都郡かつらぎ町上天野230
    電話番号
    0736-26-0102
    営業時間
    境内自由(授与所は8:30~16:30)
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    P50台

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    車で40分

  • 7. 遍照寺20分地図

    へんじょうじ

    弘仁6年(815)、弘法大師によって開基された山里の古刹。弘法大師が厄除のために地蔵菩薩と不動明王を彫って安置したことから、厄除大師と伝えられます。「花園の御田舞(国指定重要無形民俗文化財)」や「仏の舞(県指定無形民俗文化財)」など貴重な民族芸能も、時代を越えて受け継がれています。

    • 社寺関係
    住所
    伊都郡かつらぎ町花園梁瀬1567
    電話番号
    0736-22-0300(かつらぎ町観光協会)
    営業時間
    境内自由
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    あり

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    車で2分

  • 8. はなぞの温泉 花圃の里60分地図

    はなぞのおんせん かほのさと

    2016年7月にオープンした、大自然の中の温泉宿泊施設。館内にある天然温泉の大浴場は日帰り入浴も可能で、気軽に山里の秘湯気分を味わえます。レストランでは、地元野菜をたっぷり使ったランチメニューも人気。

    • 城・庭園・公園・温泉等
    住所
    伊都郡かつらぎ町花園梁瀬779-1
    電話番号
    0737-26-0811
    営業時間
    日帰り入浴12:00~17:00(最終受付16:30)、ランチ12:00~14:00(LO13:30)
    定休日
    無休
    料金
    入浴料=500円
    駐車場台数
    P13台

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    車で50分

  • 終点. 京奈和道かつらぎ西IC

秘話

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    秘話 1今なお続く慣習にみる神仏融合のルーツ地図

    丹生都比売大神が、真言密教の聖地を求めていた空海に神領の高野山を授けたことから、神仏融合のルーツといわれる「丹生都比売神社」。空海が高野山壇上伽藍に勧請した御社(みやしろ)では今も日々のお勤めが行われるほか、100日間の修行を終えた高野山の僧侶が丹生都比売神社を参拝し守護札を納める慣習も続いています。

    住所
    伊都郡かつらぎ町上天野230
    電話番号
    0736-26-0102
    営業時間
    境内自由(授与所は8:30~16:30)
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    P50台
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    秘話 2大木に鎌を突き刺して諸願成就を祈る地図

    丹生酒殿神社の社殿裏手には、イチイガシの大木を御神木とする「鎌八幡宮」があります。拝殿右手の参道を進むと、注連縄が施された御神木に無数の鎌が突き刺さっています。これらの鎌は、無病息災や子宝、受験合格などさまざまな祈願成就のために参拝者が奉納したもの(現在は鎌は刺さず、絵馬にしています)です。

    住所
    伊都郡かつらぎ町三谷631
    電話番号
    0736-22-0300(かつらぎ町観光協会)
    営業時間
    境内自由
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    あり

インスタ
映え

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    インスタ映え 1女神の社に相応しい輪橋の優美な姿地図

    豊臣秀吉の側室・淀君が寄進したという、「丹生都比売神社」の鏡池に架かる朱塗りの輪橋(りんきょう)。女神の社に相応しい優美な曲線で参拝者を魅了します。周囲の自然と相まって四季折々に見せる表情がまた美しい。

    住所
    伊都郡かつらぎ町上天野230
    電話番号
    0736-26-0102
    営業時間
    境内自由(授与所は8:30~16:30)
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    P50台

立ち寄り
スポット

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    立ち寄りスポット 1天野和み処 Café客殿地図

    あまのなごみどころ かふぇきゃくでん

    天野の素材を盛り込んだメニューで人気。女性オーナーの客殿ひかりさんの祖先は、代々丹生都比売神社の社家として宮司も務めた家系。築180年の建物は、宮大工だったひかりさんの曾祖父が手がけたものです。

    • 飲食関係
    住所
    伊都郡かつらぎ町上天野140
    電話番号
    0736-26-0372
    営業時間
    11:00~17:30(LO17:00)、ランチは~LO14:30
    定休日
    火・水・木曜休(祝日の場合は営業)
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 2天野の里物産直売所 ようよって地図

    あまのさとぶっさんちょくばいしょ ようよって

    丹生都比売神社の目の前に立つ、地元物産の直売所。紀州材で建てられた店内には、昼夜の寒暖差が大きい天野ならではの高原野菜が並びます。全国的にも知られる天野米2kg1300円~を求め、遠方からファンが訪れます。

    • お土産処
    住所
    伊都郡かつらぎ町上天野786
    電話番号
    0736-26-0360
    営業時間
    8:00~16:00
    定休日
    土・日曜、祝日、正月のみ営業(2月は休業)
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 3道の駅 くしがきの里地図

    みちのえき くしがきのさと

    国道480号の父鬼バイパス・鍋谷峠道路開通に合わせ、2017年4月にオープンした県内33カ所目の道の駅。果物や野菜など地元の農産物をはじめ、加工食品や雑貨、鮮魚、隣接する工房のパンまで幅広い品ぞろえが魅力。

    • お土産処
    住所
    伊都郡かつらぎ町大字滝53-1
    電話番号
    0736-25-0088
    営業時間
    9:00~17:00(土・日・祝は~18:00、パン工房は10:00~)
    定休日
    月2回水曜休(パン工房は水曜休)
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 4山荘 天の里地図

    さんそう あまのさと

    のどかな天野の里山にある、宿泊・レストランの複合施設。食事のみの利用も可能で、フレンチをベースに和食のエッセンスを取り入れたコース仕立てのランチが味わえます。ランチコースは2700円(税抜)と4000円(税抜)の2種。

    • 飲食関係
    住所
    伊都郡かつらぎ町下天野1620
    電話番号
    0736-26-0753
    営業時間
    11:30~LO13:30(ランチ)、17:30~LO19:00(ディナー※要予約)
    定休日
    木曜休(12~2月は水・木曜休)
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 5あまの凡愚地図

    あまのぼんぐ

    大阪における本格手打ち蕎麦のパイオニア的存在だった「そば切り凡愚」の真野龍彦さん夫妻が、2015年に天野へ移住してオープンさせた蕎麦処。完全予約制で、メニューは3種のコースのみ、2500円~。

    • 飲食関係
    住所
    伊都郡かつらぎ町上天野204
    電話番号
    0736-20-6800
    営業時間
    11:00~15:00(完全予約制、予約受付は営業日の17:00以降)
    定休日
    月~水曜休
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 6小原洞窟恐竜ランド&極楽洞地図

    おはらどうくつきょうりゅうらんど&ごくらくどう

    迷路のような洞窟を巡りながら、恐竜の世界や極楽&地獄を体験することができます。蛍光鉱物が並ぶ「光るトンネル」があったり、突然現れる恐竜の大音声と照明に、太古の昔にタイムスリップした気分に。

    • 城・庭園・公園・温泉等
    住所
    伊都郡かつらぎ町花園梁瀬1020
    電話番号
    0737-26-0836
    営業時間
    9:00~17:00
    定休日
    10~2月の木曜休
    料金
    入場料=大人900円、小人600円
    駐車場台数
    あり

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