013紀州生まれの知の巨人・南方熊楠の基礎を築いたゆかりの地

  • 海草

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地域
時代

 日本のダ・ヴィンチとも称される博覧強記の天才学者、南方熊楠。幼少期より超人的な記憶力を携えて学問に没頭した熊楠は、青年時代にアメリカ、イギリスで独学し、帰国後は熊野の地に移住、学問一筋の生涯を送りました。彼の研究は、博物学、宗教学、風俗学など多岐に渡りますが、生物学、特にキノコや粘菌など陰花植物の世界的な学者で、日本の民俗学創設において重要な役割を果たしました。環境保護にも先駆的に取り組み、近代日本の独創的な思想家として高い評価を受けています。熊楠は、小学生の頃に当時の国語辞典である『節用集』、実用事典『大雑書』や絵入り百科事典である『訓蒙図彙』等を筆写し自習するなど、優れた才能を発揮。一代で財をなした父・弥兵衛はその才能を伸ばすため、当時の商人の家としては珍しく、開設されたばかりの和歌山中学(現・桐蔭高校)に入学させました。この頃から知識欲は益々高まり、当時の百科事典にあたる『和漢三才図会』105冊の抄写や、植物図鑑である『本草綱目』等の筆写はあまりにも有名な話。5年あまりで完成させたといわれ、それらと向き合うこととなった城下町・和歌山の文化環境が、その後の熊楠に影響していると考えられています。

images左から純米吟醸「南方」、大吟醸「熊楠」、本醸造「熊楠」など歴史にちなんだ銘柄も多数。熊楠の情熱・探求心は清酒世界一統の酒造りに代々受け継がれています

images世界一統の酒蔵には大型発酵タンクが所狭しと並んでいます。毎年春に開催される蔵開きは見学もできます

images熊楠は寄合橋を通って雄小学校に通いました

images休日には多くの釣り客で賑わう加太港

モデルコース

  • 起点. 阪和道和歌山IC

    車で15分

  • 1. 南方熊楠生誕地の胸像10分地図

    みなかたくまぐすせいたんのちのきょうぞう

    南方熊楠生誕地に立つ胸像。熊楠は、慶応3年(1867)4月15日、父・弥兵衛と母・スミの次男として、和歌山城下橋丁で生まれました。日高郡入野村(現日高川町)出身の父・弥兵衛は、橋丁の両替商清水平右衛門の大番頭を勤めた後、独立して商売に成功。「熊楠」の名は、熊野王子社である藤白神社と同社の楠神にちなんだもの。

    • その他
    住所
    和歌山市橋丁34
    営業時間
    見学自由
    定休日
    見学自由
    料金
    見学自由
    駐車場台数
    なし

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    車ですぐ

  • 2. 寄合町30分地図

    よりあいまち

    南方家は明治5年(1872)に橋丁から南隣の寄合町に移転。界隈は当時、和歌山城下町有数の繁華街で、熊楠はここで少年時代を過ごしました。地名は多くの人が寄り合ったことに由来。写真は、寄合町と湊本町をつなぐ寄合橋。

    • その他
    住所
    和歌山市寄合町
    営業時間
    散策自由
    定休日
    散策自由
    料金
    散策自由
    駐車場台数
    なし

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    車ですぐ

  • 3. 世界一統30分地図

    せかいいっとう

    熊楠の実家である南方酒造は父・弥兵衛が明治17年(1884)に創業。熊楠の研究活動は、実家の恵まれた経済環境に支えられていました。現在の社長・康治氏は6代目。熊楠をモチーフにした大吟醸など日本酒もオンラインショップや酒販店にて販売。春には毎年蔵開きイベントも開催し、試飲会や蔵見学も実施しています。

    • その他
    住所
    和歌山市湊紺屋町1-10
    電話番号
    073-433-1441
    営業時間
    10:00〜17:00(直売所)
    定休日
    土・日曜、祝日休、年末年始休
    駐車場台数
    なし

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    車で3分

  • 4. 和歌山市立博物館60分地図

    わかやましりつはくぶつかん

    「資料が語る和歌山の歴史」をテーマに、原始時代から近代にいたる和歌山の歩みを伝えるため、考古、歴史、美術、民俗などの豊富な資料を常設展示。徳川治宝による書や図、関連する資料などを紹介しています。年4回、和歌山ゆかりの人物や美術品、歴史資料をテーマにした特別展・企画展も開催。常設展示では、南方熊楠が生まれ育った幕末から明治維新期の和歌山の様子を伝える歴史資料を展示しています。そのほか、彫刻家・保田龍門作の熊楠のデスマスクや、書簡も展示しています。

    • 美術館・博物館等
    住所
    和歌山市湊本町3-2
    電話番号
    0739-423-0003
    営業時間
    9:00~17:00(最終入館16:30)
    定休日
    月曜休(祝日の場合は翌日休)、祝日の翌日休
    料金
    入館料=100円、高校生以下無料 ※特別展期間は別料金
    駐車場台数
    P140台(市民会館駐車場)

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    車で13分

  • 5. tocotowa20分地図

    とことわ

    ボンボンショコラ150円〜が話題のチョコレート専門店。湯浅の醤油や葡萄山椒などを使った個性豊かな約30種がショーケースに並びます。カフェでショコラショー600円〜やパフェなどもいただけます。

    • 飲食関係
    住所
    和歌山市塩屋4-6-57
    電話番号
    073-446-2311
    営業時間
    10:00〜17:00
    定休日
    水曜休
    駐車場台数
    P3台

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    車で6分

  • 6. 玉津島神社30分地図

    たまつしまじんじゃ

    和歌の神様・衣通姫尊(そとおりひめのみこと)をはじめ、稚日女尊(わかひるめのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、明光浦霊(あかのうらのみたま)を祀り、山部赤人が「神代より然ぞ貴き玉津島山」と詠んだことでも有名。大阪の住吉大社、明石の柿本神社と並ぶ「和歌三神」の社です。明治34年(1901)5月、熊楠は玉津島神社の東隣にあった旅館・芦辺屋で孫文と再会し旧友を温めました。

    • 社寺関係
    住所
    和歌山市和歌浦中3-4-26
    電話番号
    073-444-0472
    営業時間
    境内自由(社務所受付は9:00〜17:00)
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    P20台

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    車で35分

  • 7. 淡嶋神社20分地図

    あわしまじんじゃ

    淡島信仰発祥の地で、全国1000社あまりある淡嶋神社系統の総本社。県内屈指の歴史を誇ります。少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀り、婦人に関わる効験があるとされ、安産や子授け祈願に訪れる女性でにぎわいます。明治34年(1901)5月、熊楠は加太を訪れ、淡嶋神社境内の店で食事を行いました。

    • 社寺関係
    住所
    和歌山市加太118
    電話番号
    073-459-0043
    営業時間
    9:00〜17:00(宝物殿は要予約)
    定休日
    無休
    料金
    宝物殿入館料=300円(境内自由)
    駐車場台数
    P15台

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    徒歩ですぐ

  • 8. 先田商店50分地図

    さきたしょうてん

    取れたてのサザエなど海鮮浜焼きが自慢。マグロ漬け丼+うどんのハーフセット900円などの食事や、加太の海で取れたテングサを使用した自家製のところてんも。創業約100年の製法を受け継ぐ名物よむぎ餅はお土産に。

    • 飲食関係
    住所
    和歌山市加太118 淡嶋神社境内
    電話番号
    073-459-0261
    営業時間
    9:00〜17:00、日曜、祝日は〜16:30頃
    定休日
    不定休
    駐車場台数
    P3台

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    徒歩ですぐ

  • 9. 加太港10分地図

    かだこう

    大阪湾に突き出た半島の先端にあるため、潮流が速く、さまざまな魚が集まります。明治34 年(1901)5 月に加太へ訪れた熊楠は、淡嶋神社境内の店で食事を済ませた後、海に入って海藻を採集、海岸に生えるスナビキソウやハマダイコンなどの植物も採集したそうです。現在は、マダイやハマチが揚がることもある人気の釣り場に。

    • その他
    住所
    和歌山市加太
    電話番号
    073-435-1234 (和歌山市観光課)
    営業時間
    散策自由
    定休日
    散策自由
    料金
    散策自由
    駐車場台数
    P50台

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    車で40分

  • 終点. 阪和道和歌山IC

秘話

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    秘話 1熊楠は大の甘いもの好き

    甘いもの好きで知られる熊楠は、なかでもあんぱんが大好物。意中の女性には「大好き」という気持ちを表現するために30個ものあんぱんを贈ったというエピソードが残っています。

インスタ
映え

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    インスタ映え 1tocotowa の色鮮やかなチョコレート地図

    キウイ、苺などのドライフルーツとナッツが盛られたマンディアン(200円、手前右)や、ブラッドオレンジを使ったオランジェ(220円、手前左)など目にも鮮やかな手作りチョコレートは食べるのがもったいないかわいさ!

    住所
    和歌山市塩屋4-6-57
    電話番号
    073-446-2311
    営業時間
    10:00〜17:00
    定休日
    水曜休
    駐車場台数
    P3台

立ち寄り
スポット

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    立ち寄りスポット 1芦辺屋跡地地図

    あしべやあとち

    ロンドン留学中に親交のあった孫文が来日するにあたり、南方熊楠が旧交を温めたとされる場所。現在は跡地が残っているだけですが、かつてはここで「芦辺屋」という旅館が営業していたことでも知られています。

    • その他
    住所
    和歌山市和歌浦中
    電話番号
    なし
    営業時間
    見学自由
    定休日
    見学自由
    料金
    見学自由
    駐車場台数
    なし

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