051闘雞神社~源平合戦の運命が託された鶏~

  • 西牟婁

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地域
時代

 日本の歴史上、非常に有名な戦である「源平合戦」。12世紀後半、絶大な権力を握る平氏に対し、源頼朝ら源氏が一斉に挙兵。最後は壇ノ浦での平氏滅亡で幕を閉じますが、実は勝敗に多大な影響を与えたできごとが田辺市の闘鷄神社で行われていたのです。当時、この地域で一大勢力を誇っていた熊野水軍。トップに立つ熊野別当・湛増(たんぞう)は平氏方と知られていましたが、子の武蔵坊弁慶の要請もあり源平どちらに加勢すべきかを迷っていたといいます。そこで田辺の宮の神前で紅鶏(平氏の旗色)と白鶏(源氏の旗色)を闘わせ、神意を占うことに。結果は7回とも白鶏の一方的な勝利となり、彼は水軍に対して源氏方への加勢を呼びかけることにしました。壇ノ浦では、現れた熊野水軍の船団を見て、両軍が「敵か味方か」と固唾を呑んでいたところ、船上に仁王立ちした湛増は「神威を奉じて源氏の軍に馳せ参じ申しました」と宣言。源氏からは大歓声が起こり、これが合戦に終止符を打つ要因の一つになったといわれています。一帯には闘雞神社以外にも、熊野水軍に関するスポットが多数現存。時代の趨勢まで左右させた熊野水軍の威勢の面影を、ぜひその身で感じ取ってください。

images地元民から「権現さん」として親しまれる闘雞神社。闘鶏が行われたという逸話から勝負の神様として信仰を集めるほか、安産などを祈願する人も多いそうです。

images熊野水軍が船を隠していたといわれる白浜町の三段壁洞窟。中には牟婁大弁財天が祀られています

images熊野水軍は扇ヶ浜から壇ノ浦に出陣しました

images安宅氏ゆかりの地に佇む寶勝寺

モデルコース

  • 起点. 紀勢道南紀田辺IC

    車で5分

  • 1. 闘雞神社30分地図

    とうけいじんじゃ

    源平合戦に際し、熊野水軍を率いていた熊野別当・湛増(弁慶の父といわれる)が社の前で紅白の鶏を戦わせ、源平どちらに付くかを占ったと伝わります。この逸話は『平家物語』の中で「鶏合(とりあわせ) 壇浦合戦」として記されたことで有名。神社会館には、湛増が持っていた鉄扇や鉄烏帽子が社宝として展示されています。

    • 社寺関係
    住所
    田辺市東陽1-1
    電話番号
    0739-22-0155
    営業時間
    社務所8:30~17:30
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    P100台

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    車で3分

  • 2. 鈴屋菓子店10分地図

    すずやかしてん

    大正13年(1924)創業の和菓子店で、約50年前から看板商品となっているのがデラックスケーキ3個702円。しっとりカステラに白インゲン豆を主原料とするジャムを挟み、ホワイトチョコでコーティング。

    • お土産処
    住所
    田辺市湊15-11
    電話番号
    0739-22-0436
    営業時間
    8:00~18:00
    定休日
    無休
    駐車場台数
    なし

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    車で3分

  • 3. 扇ヶ浜公園10分地図

    おうぎがはまこうえん

    名前の通り、まるで扇を広げたかのようななだらかな砂浜が約1kmにわたって続く公園。夕日の名所としても有名で『平家物語』には、文治元年(1185)に湛増が「熊野水軍200余艘、2000余人を率いて源氏方として壇ノ浦へ向けて扇ヶ浜から出陣」と記されており、一角には「熊野水軍出陣之地」と彫られた石碑も立っています。

    • 城・庭園・公園・温泉等
    住所
    田辺市扇ヶ浜1
    電話番号
    0739-26-9929(田辺市観光振興課)
    営業時間
    散策自由
    定休日
    散策自由
    料金
    散策自由
    駐車場台数
    P409台

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    車で30分

  • 4. 三段壁洞窟40分地図

    さんだんへきどうくつ

    南紀白浜にある名勝で、海に面した高さ約60mの断崖が南北約2kmに渡って続いています。エレベーターを使って地下36mにある洞窟まで降りれば、内部見学も。荒波が打ち付け、波しぶきが上がるダイナミックな洞窟は、かつて熊野水軍が船を隠していた場所ともいわれており、熊野水軍伝説の一旦を垣間見ることができます。

    • 絶景
    住所
    白浜町2927-52
    電話番号
    0739-42-4495
    営業時間
    8:00~17:00
    定休日
    無休
    料金
    入場料=1300円
    駐車場台数
    P30台

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    車で30分

  • 5. 道の駅 志原海岸 海来館60分地図

    みちのえき しはらかいがん みらいかん

    日置川IC近くにあり、観光途中の立ち寄りにも便利な道の駅。2階の海来館食堂では、揚げたての天ぷらとマグロや鯛などの刺身を味わえる活魚が楽しめる刺身1700円がおすすめです。窓の外には太平洋が一望できる絶景も広がります。

    • 飲食関係
    住所
    白浜町日置2039-73
    電話番号
    0739-52-4100
    営業時間
    9:00~17:00
    定休日
    無休(1Fイタリアンは木曜休、2F海来館食堂は水曜休)
    駐車場台数
    P30台

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    車で10分

  • 6. 安宅八幡山城跡60分地図

    あたぎはちまんやまじょうあと

    日置川の下流域を拠点に、周辺の勢力とともに熊野水軍の中核をなしたのが安宅(あたぎ)氏。周辺には安宅氏の館跡や山城跡が残りますが、なかでも八幡山城は本城の詰め城として、同氏の氏神・八幡神社の裏山に築かれていました。麓から山頂までは歩いて15分ほど。道中、石積みや土塁のほかお堀の遺構を見ることができます。

    • 城・庭園・公園・温泉等
    住所
    白浜町矢田
    電話番号
    0739-43-6588(白浜町観光課)
    営業時間
    散策自由
    定休日
    散策自由
    料金
    散策自由
    駐車場台数
    なし

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    車で5分

  • 7. 寶勝寺20分地図

    ほうしょうじ

    安宅八幡山城跡の北に位置。永禄年間(1558~1569)創建としていますが、それ以前の記録は不明です。墓地一角に、安宅氏の宝篋印塔(ほうきょういんとう)を見ることができ、古いものは安土桃山時代の頃と推定され、富田石や本官産出のものと思われる石材を使用しています。

    • 社寺関係
    住所
    白浜町矢田423
    電話番号
    0739-52-3452
    営業時間
    境内自由
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    なし

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    車で15分

  • 8. リヴァージュ・スパひきがわ60分地図

    りう゛ぁーじゅ・すぱひきがわ

    道の駅 志原海岸近くに位置する日帰り入浴&宿泊施設。湯はpH10.1以上という強アルカリ泉で、しっとり肌に吸い付くような独特な湯ざわりが楽しめます。広い窓の内湯、海が見える露天風呂ともに、開放感たっぷり!

    • 城・庭園・公園・温泉等
    住所
    白浜町日置1013-25
    電話番号
    0739-52-2370
    営業時間
    日帰り入浴11:00~21:00(最終受付20:30)、木曜は15:00~
    定休日
    不定休
    料金
    日帰り入浴=650円
    駐車場台数
    P100台

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    車で5分

  • 終点. 紀勢道日置川IC

秘話

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    秘話 1熊野水軍領主・安宅氏

    熊野水軍の領主として日置川下流を本拠地としていた安宅氏。当時の海上交通を支配し、造船や材木、備前焼等の流通により大きな富を蓄積していたといいます。ところが天正13年(1585)の秀吉による紀州攻めの際に、安宅氏は豊臣側に帰順。その後、関ヶ原の戦いを経て、江戸時代を通じて地士として地域に影響を持っていました。

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    秘話 2三段壁洞窟の熊野水軍伝説地図

    熊野水軍の船隠し場とも伝わる「三段壁洞窟」。洞内には水軍が待機、休息した番所小屋が史料によって忠実に再現されています。熊野水軍の参戦によって源氏勝利を導いた壇ノ浦の戦いへも、この洞窟から出陣したのかもしれません。

    住所
    白浜町2927-52
    電話番号
    0739-42-4495(三段壁洞窟)
    営業時間
    8:00~17:00
    定休日
    無休
    料金
    入場料=1300円
    駐車場台数
    P30台

インスタ
映え

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    インスタ映え 1三段壁洞窟内に下る優美な灯籠地図

    「三段壁洞窟」の中には牟婁大弁財天が祀られ、パワースポットとしても知られています。弁財天が鎮座する洞内の頭上には、献灯された灯籠が数多く下がり、美しく優しい光が弁財天を照らし出しています。

    住所
    白浜町2927-52
    電話番号
    0739-42-4495
    営業時間
    8:00~17:00
    定休日
    無休
    料金
    入場料=1300円
    駐車場台数
    P30台

立ち寄り
スポット

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    立ち寄りスポット 1八坂神社(弁慶の腰掛岩)地図

    やさかじんじゃ(べんけいのこしかけいわ)

    田辺第一小学校の東側にある八坂神社は、地元民らの守り神として長年親しまれています。境内には大きくへこみのある岩があり、これは幼少期の頃の弁慶が座った際にくぼみができたとの言い伝えが残っています。

    • その他
    住所
    田辺市龍神村柳瀬
    電話番号
    0739-26-9929(田辺観光協会)
    営業時間
    境内自由
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    なし
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    立ち寄りスポット 2安宅本城跡地図

    あたぎほんじょうあと

    日置川河口部付近にある、海上交通・流通に尽力した熊野水軍安宅氏の本拠地跡。東西約120m、南北約100mの広々とした敷地内に堀状遺構が確認されていて、中世期(12~16世紀)の遺物も数多く出土しています。

    • 城・庭園・公園・温泉等
    住所
    西牟婁郡白浜町安宅
    電話番号
    0739-43-5830(白浜町教育委員会)
    営業時間
    見学自由
    定休日
    見学自由
    料金
    見学自由
    駐車場台数
    なし
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    立ち寄りスポット 3安宅八幡神社地図

    あたぎはちまんじんじゃ

    熊野水軍安宅氏の氏神様を祀っている神社で、正平年間(1346~1370)に勧請されたといわれています。境内には県指定天然記念物のイチイガシが鎮座しており、幹囲4m、樹高18mの巨木は樹齢300年を数えます。

    • 社寺関係
    住所
    西牟婁郡白浜町安宅
    電話番号
    0739-43-5830(白浜町教育委員会)
    営業時間
    境内自由
    定休日
    境内自由
    料金
    境内自由
    駐車場台数
    あり
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    立ち寄りスポット 4銀ちろ本店地図

    ぎんちろほんてん

    1959年創業の田辺を代表する老舗料理店。全席個室で、郷土の味がゆっくりと堪能できます。一番人気のさざなみ弁当1944円は、釜揚げしらすご飯に、地魚のお造り3種などが付く大満足の内容です。

    • 飲食関係
    住所
    田辺市湊12-39
    電話番号
    0739-22-3960
    営業時間
    11:00~14:00、16:30~21:00(LO20:30)
    定休日
    不定休
    駐車場台数
    あり

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